星稜・奥川 6回2安打無失点!プロ11球団30人スカウトの前で150キロ!
「春季高校野球北信越大会・1回戦、星稜6-0砺波工業」(1日、富山アルペンスタジアム)
今秋のドラフト1位候補の星稜・奥川恭伸投手(3年)が砺波工(富山)戦に先発。センバツ以来の公式戦登板を果たし、6回2安打無失点で勝利に貢献した。プロ11球団約30人のスカウトの前で、この日最速となる150キロも記録した。
「出しにいきました。自分が150キロを出すことで球場の雰囲気を変えられる。それを見に来てくださっている人もいて意図的に力を入れて投げました」
強い意志と力を込めた1球は、四回1死無走者の場面。狙い通りの150キロを投じてどよめきを起こした。センバツ後の練習試合を最後に、右肩の軽い張りの影響で5月25日の練習試合まで1カ月半ほど実戦から離れた。その中で、この日は直球だけでなく92キロのスローカーブも披露。進化を感じさせた。
阪神は畑山統括スカウトら4人態勢で視察。阪神・筒井スカウトは「コンディションも問題なさそう。これから上がってくると思います」と評価。奥川は「夏に向けてやっていきたい」とまずは北信越王者を目指し、リベンジの夏につなげる。