ヤクルト・小川監督 16連敗ストップ!21日ぶりの白星「ホッとした」

 「DeNA2-5ヤクルト」(2日、横浜スタジアム)

 ヤクルトは長くつらい時間に、ようやくピリオドを打った。連敗を16で止める21日ぶりの白星に、安どの笑顔の輪が広がった。小川監督は「ホッとしたと言ってはいけないが、取りあえず今日勝てたのはホッとした」と息をついた。

 初回2死満塁で、大引が右中間へ走者一掃の適時二塁打。喉から手が出るほど欲しかった先制の3点を奪うと、二回は今季6度目スタメンの塩見がプロ初打点となる適時三塁打。三回はバレンティンもソロで続いた。今季初スタメンマスクの20歳・古賀は、原を好リードで引っ張った。

 「とにかく何とか連敗を止めようという思いしかなかった」と地獄の期間を振り返った指揮官。球場入りのルートを変えたり、自宅近くの神社を参拝したりもした。「ベテランの味を出してくれた」と称賛した決勝打の大引はくしくも創建2000年という神社が生家。初球チェンジアップを狙い打ちしてチームを救った34歳は「メチャクチャうれしい。今年一番の会心の当たりかも」と声を弾ませた。選手一人一人がベンチの起用に応えた。

 試合後のロッカーはお祭り騒ぎ。ただ、借金10となってシーズンは続く。青木は「いい勉強にはなりました。みんな勝つことはすごく難しいと感じたと思う。糧にしていかないと」と心に刻んだ。次は昨季最高勝率の交流戦。屈辱から再びV字回復を目指す。

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