日本ハム・中田 5本目の満塁弾 オリ応援の母校・大阪桐蔭の演奏で心沸き立つ
「オリックス5-8日本ハム」(2日、京セラドーム大阪)
日本ハム・中田が通算5本目の満塁弾でチームを勝利に導いた。右翼5階席にはオリックスの応援団として招待された母校・大阪桐蔭の吹奏楽部。敵軍に対する大音量のファンファーレも、懐かしい音色に心が沸き立った。
「僕の打席の時に応援がなかったのは少し悲しかったですけど、すごく迫力のある演奏だったと思います」
三回、大田の2戦連発となる10号同点2ラン。そして四回。2死満塁の絶好機でK-鈴木のスライダーを振り抜き、左翼ポール際まで運んだ。延長十回サヨナラ満塁本塁打を放った開幕戦以来、今季2本目の12号グランドスラムが決勝点だ。
5月中旬には脊柱起立筋の炎症で試合前練習を回避することもあったが、弱音を吐くことなくチームのために戦い続けている主将。前日は6打数無安打だっただけに「すごくスッキリしました」とホッとした表情を浮かべ、交流戦を見据えた。
チームは引き分けを挟み、今季初の6連勝で単独2位に浮上。勢いは止まらない。