日本ハム吉田輝、三回で降板 自己ワーストの6失点炎上 1軍昇格かけ先発も…
「イースタン、巨人-日本ハム」(4日、ジャイアンツ球場)
日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)が先発し、3回6安打、4四球、自己ワーストの6失点で降板した。80~100球をメドに投げる予定だったが、結局71球でマウンドを降りた。
初回、先頭の田中俊を144キロ直球で左邪飛。続く石川には146キロ直球を右翼線へはじき返されたが、山下航を145キロ直球で詰まらせて三ゴロ併殺。全球真っすぐで勝負し、上々のスタートを切った。
しかし、二回に大暗転する。打者一巡の猛攻を受け、プロ入り自己ワースト5失点を喫した。北村、中島と連続四球でリズムを崩し、続く加藤に右中間フェンス直撃の適時二塁打を献上。さらに田中貴に中前2点適時打を浴び、松原には右中間フェンスオーバーの2ランを浴びた。
前の試合まで23イニングを投げて22三振を奪っていた吉田輝だったが、この日の奪三振は0だった。
これまで、イースタンでは8試合に登板し、0勝2敗、防御率2・35。11イニング連続無失点中と好調ぶりをみせていた。この日の結果次第では11日からの広島3連戦(札幌ドーム)での1軍デビューが見えてくることになっていた。大渕スカウト部長も視察に訪れる中での“最終テスト”だったが、結果を残すことはできなかった。