全日本大学野球選手権開幕 始球式には阪神OB上田二朗氏 ノーバン投球で拍手
「第68回全日本大学野球選手権大会」(10日、東京ドーム)
第1試合の大阪工業大ー創価大の試合開始前の始球式に、阪神などで活躍し、東海大の一員として69年の18回大会で優勝に貢献した野球評論家の上田二朗氏(71)が登場。現役時代のようなサブマリンとはいかなかったものの、サイド気味の腕の振りから、ノーバウンド投球を披露して拍手を浴びた。
「何よりもボールが届いてよかったです。ボールを握るのが3年ぶりだったので」と上田氏。久しぶりの投球でも、ノーバウンドで捕手に届かせたのはさすがの技。母校の東海大は11日に立命大と1回戦を戦うため、この日後輩の勇姿を見ることはできなかったものの「こういったところで投げさせてもらえてうれしい。名誉なことです」と笑顔を見せていた。