堀内恒夫氏、復帰星の菅野は「さすが」安定感欠く沢村は「どうしてくれよう」と心配
野球評論家の堀内恒夫氏が10日、ブログを更新。前日9日に6勝目を飾った巨人・菅野について「あの状態で2点で抑えられるところはさすがだと思ったよ」と振り返った。
腰の違和感から25日ぶりに復帰登板。初回は2四死球を与えるなど不安定な立ち上がりだったが、何とか先発の役割を果たした。堀内氏は「バランスがいつもと違うし体重が後ろに残った投げ方だとコントロールは悪いよね。本物じゃない」と分析。しかし、6回2失点と結果を残したことに、「昨日の菅野の状態で他のピッチャーじゃ無理だな」とたたえた。
調子が悪いなりに抑えられた要因については、ロッテ側の心理面にも影響があったと解説。「俺の経験から言うんだけど『名前でやれる』っていうのがあってね 菅野の実績を知っているバッターの心理とすれば『ボールがいいところに来るだろう』っていうのがまず頭にあるのよ。実際、バッターボックスに立ってみて『あれ?今日はおかしいのかな?』そう思ってても打てない。今までの自分が今日の自分を助けてくれたってことかな」とつづった。
また、4点リードの八回に登板し、制球難でイニング途中に降板した沢村についても言及。「沢村はどうしてくれよう、だなぁ~ その後出てきた高木がダブルプレーを取ってくれて救われたよね」と、安定感を欠く右腕を心配した。