“根尾世代”1年の立石が力投 福井工大が上武大を撃破で2回戦へ

 「全日本大学野球選手権・1回戦、福井工大5ー3上武大」(11日・東京ドーム)

 「根尾世代」の右腕の力投で、福井工大が1回戦突破を果たした。福井工大の先発・立石健投手(1年・大体大浪商)が、7回3安打2失点7奪三振で勝利。高校時代は激戦区の大阪予選を突破できなかった男が自身初の全国の舞台で輝いた。

 「全国は初めてだったので楽しもうと思いました。場所も東京ドームでしたし。最初は楽しみすぎてしまいましたけど(笑)」

 初回、1死から3連続四球を与えたところが「楽しみすぎた」場面だったが、ここを無失点でしのぐと、その後もテンポ良く投げ進めた。この日の最速は146キロを記録し、チェンジアップやスライダーを効果的に交えながら、上武大打線を抑え込んだ。

 高校時代の最速は142キロだったが、福井工大入学後、今春のリーグ戦で147キロを記録した。現役時代に横浜(現DeNA)やオリックス、西武らでプレーした水尾嘉孝投手コーチから、フォームの指導などを受ける中で、進化を続ける日々だ。

 高校時代もプロから注目を集める存在だった。昨年、3年夏の南大阪大会では準決勝で近大付に敗れた。そして翌8月に福井工大への進学を決めた。「(監督から)1年から全国に行けるところにいけと。もう1回大学でがんばって(4年時に)上位指名されるようにと思いました」と振り返る。

 同世代には、昨年春夏連覇を果たした大阪桐蔭出身の中日・根尾とロッテ・藤原、さらに広島・小園、日本ハム・吉田輝、柿木らがいる。「(昨年のドラフトを見て)4年後は自分がいったるからなと思ってました。世代ナンバーワンと呼ばれてプロにいけるように」。12日の2回戦では、明大と対戦。さらなる高みを目指して投げ続ける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス