巨人・阿部、230人斬り弾 自身のプロ野球記録更新 4カード連続勝ち越し導いた

 「交流戦、西武2-8巨人」(13日、メットライフドーム)

 進化するベテランが新たな記録を球史に刻んだ。2試合連続で指名打者でスタメン出場した巨人・阿部が熟練の技で、チームのカード勝ち越しに導いた。

 4-0の五回2死二塁。右翼ポール際へ高々と舞い上がったボールの行方を、阿部は静止したまま見つめた。ボールはポール際すれすれに着弾。G党の歓声が湧き上がると、ようやくダイヤモンドを回り始めた。「狙い球を絞って、勇気を持って振った」。

 小川からの3号2ランは通算230人目からのアーチ。自身が9日のロッテ戦で打ち立てたプロ野球記録を早速更新した。原監督も一撃について「あの辺は技術でしょうね。彼独特の柔軟性も含めてパワーと技術でしょうね」と絶賛した。

 七回1死一塁では粟津の変化球を左中間に運ぶ二塁打を放った。偉大な記録、史上42人目となる350本目の記念の二塁打を達成。これには指揮官も「いやいや、恐れ入りました」と畏敬の言葉を述べた。

 ベテランの躍動もあり、12安打8得点とチームは快勝。交流戦ここまで3カードいずれも勝ち越しを決めた。首位・広島とのゲーム差は「1」。悲願のV奪還には交流戦で「全チームに勝ち越せるように、みんなでやっていくしかない」。優勝経験豊富なチーム最年長ベテランは先を見据えた。

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