仏教大、前回王者倒し初の4強 4番・石井サヨナラスクイズ
「全日本大学野球選手権・準々決勝、仏教大4-3東北福祉大」(13日、神宮球場)
仏教大は石井太尊内野手(4年・玉野光南)が決勝スクイズ(記録は安打)を決め、前年覇者・東北福祉大にサヨナラ勝ちした。
仏教大の4番・石井のサヨナラスクイズで初の4強入りを決めた。3点ビハインド。逃げ切りを図る東北福祉大は七回からプロ注目の津森を送り出した。
しかしその七、八回で追いつくと迎えた九回。1死二、三塁の場面で、田原完行監督(59)は迷わず“スクイズ”のサインを出した。石井は「心の準備はできていた。バントは昔から得意なので」と完璧に決めた。
今季は打ちたい気持ちが先走り結果を残せていなかったが、前日の愛知工大戦で本塁打を放ち、自信を取り戻しつつある。「次も、自分のスイングをします」と意気込んだ石井。前回王者を倒し、目標の4強は果たした。4番が、さらなる高みへ引っ張る。