快投のヤクルト・石川、白星つかずもさばさば「チームが勝ったのでよしとしないと」
「交流戦、西武5-6ヤクルト」(15日、メットライフドーム)
ヤクルトがシーソーゲームを制した。
先発の石川雅規投手は、八回途中4安打2失点。4点リードの場面で降板しながら後続が逆転を許し、今季3勝目を逃した。
制球よく緩急自在の投球で、七回までは2安打しか許さず。投手プレートを踏む位置を一塁側、三塁側、中央付近と何度も変えるなど工夫もこらし、西武の強力打線を手玉にとった。八回1死から連打を浴びてマウンドを譲ったが、8回3安打無失点だった5日の日本ハム戦に続く快投だった。
現役単独最多となる交流戦の通算25勝目を逃したが、「欲を言えば(自身が)もちろん勝ちたい気持ちはあるけど、チームが勝ったのでそれをよしとしないと」とさばさばとした表情。「カウントが悪くなってもいいところに投げられた。いろいろ考えながらやっている。こういう投球を続けていきたい」と前向きに今後を見据えた。