ソフトバンク 12球団トップの交流戦20発!内川が勝ち越し&グラシアルでダメ押し
「交流戦、ソフトバンク4-3DeNA」(15日、ヤフオクドーム)
1点差で敗戦した14日からの重苦しい雰囲気を、ソフトバンク・内川聖一内野手のバットが吹き飛ばした。同点の三回。2死無走者でDeNA・井納の投じた内角カーブを、腰を引き自らの間合いに引き込むとバットの芯で捉えた。打球は左翼席中段に着弾。勝ち越し6号ソロとなった。
「ホームラン打者になったのかと勘違いするぐらいきれいな当たりだった。たまにこういうこともいいかなと思います」。チームトップのデスパイネが17本塁打をマークしている中、内川は自虐的に今季6本目のアーチを喜んだ。
この日は16年9月以来、3年ぶりにDHでの出場。「皆さんもご存じの通り、数字があまり上にないので、思い切って打つしかないと思った」。打率・242と本来の姿からはほど遠いが、一振りで勝利に貢献した。
頼もしい助っ人も貴重な一発を放った。1点リードの四回。無死からグラシアルが、井納の外角高め直球を右翼席にたたき込んだ。「甘い球をしっかりいいスイングで打つことができた」と交流戦6発目となる15号ソロ。この一発で交流戦のチーム本塁打は12球団トップの20本となった。柳田を故障で欠く中でも、破壊力抜群の打線のパワーで日本ハムと並び、交流戦首位タイに返り咲いた。