巨人菅野「内容も体も完璧ではない」も、リーグトップタイ7勝目 初回3失点も復調
「交流戦、日本ハム3-7巨人」(16日、札幌ドーム)
巨人・菅野智之投手が7回6安打3失点の力投で、リーグトップタイの7勝目を挙げた。
初回は大田に適時二塁打を浴びるなど、4連打を含む5安打を集中されて3失点。だが、悪いなりに試合を作るのがエース。二回以降は立ち直り、七回を投げ切るまでわずか1安打と、意地を示した。七回には代打で登場した清宮とも初対戦し、空振り三振に仕留めた。
立ち上がりを意識していたという右腕は「見事に立ち上がりにやられた」と苦笑い。だが、二回以降は変化球を軸に的を絞らせず、「悪いなりに試合を作るのも力。こういう試合もあると思うが、今日みたいなピッチングができればいいかなと思う」と振り返った。
3失点した直後の二回に打線が5点を奪って逆転。今季は援護にも恵まれており、「今日も1勝1敗で何とか勝ち越せてよかった。味方がうまく守ってくれますし、いつも感謝しています」と笑顔を浮かべた。
腰の違和感で登録を外れたが、復帰後は粘りの投球で2連勝。本調子には遠い内容だが、しっかり結果を出している。「内容も体も完璧ではないが、その日、その日のベストを尽くそうと思っているいる。また来週日曜日がんばります」とうなずいた。
チームは5カード連続勝ち越しと絶好調。「何とか交流戦を優勝して、最終的にリーグ優勝したいと思いますので、温かいご声援よろしくお願いします」と、思いを口にした。