明大が38年ぶりの大学日本一 「猪突猛進」スローガン通り亥年に頂点立つ
「全日本大学野球選手権・決勝、明大6-1仏教大」(17日、神宮球場)
明大が1981年以来38年ぶりの優勝を果たした。今秋ドラフト1位候補の森下暢仁投手(4年・大分商)が準々決勝・東洋大戦に続き、「自分たちの手で日本一になれてよかった」と2試合連続の完投勝ち。初めてとなる決勝舞台だった仏教大は7安打を放って最終回に一矢報いたが、反撃が遅かった。
エースが仁王立ちした。「きょう勝てば明大野球部が幸せになれると思ってマウンドに上がりました」と、この日最速152キロの直球にスローカーブと緩急を交えながらほんろう。四回以降は毎回安打を許したが、失点は九回1死二塁から一塁手の手前でイレギュラーする二塁打を浴びての不運なもののみだった。
阪神・平田2軍監督が主将を務めたチーム以来となる大学日本一だ。今季は故島岡吉郎氏が指揮した時代から始まった“イノシシマーク”をユニホームのワッペンに再び採用。チームスローガンの「猪突(ちょとつ)猛進」通り、いのしし年に令和初王者まで駆け抜けた。