日本ハム上沢が担架で退場 ソトの弾丸ライナーが左膝を直撃 球場騒然

6回、DeNA・ソトの打球が直撃し倒れ込み痛がる日本ハム・上沢直之=横浜スタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 「交流戦、DeNA3-0日本ハム」(18日、横浜スタジアム)

 日本ハムの先発・上沢直之投手がソトの強烈なライナーを左膝付近に受け、担架でベンチ裏に運ばれた。

 1点ビハインドで迎えた六回2死。ソトに対する2球目だった。122キロの変化球を完璧に捉えられ、打球は左膝付近を直撃した。上沢は苦悶の表情を浮かべたまま、その場にうずくまる。ベンチからトレーナーが駆け寄り、球場は騒然。跳ね返った打球は捕手・清水が一塁へ送球し、アウトとなった。

 担架で運び出される際も折り曲げた左膝は押さえ、痛みで顔をゆがめる上沢の姿に、客席からは励ますように拍手が沸き起こった。

 上沢は有原とともに先発陣の中心的存在で、5勝2敗、防御率3・31。この日も6回を投げ、2安打1失点。四回、ソトに先制の20号ソロを浴びたが、7奪三振の力投。球数は72球とテンポ良くアウトを重ねていたが、思わぬ形で交代となった。

 上沢は救急車で横浜市内の病院に搬送された。完封負けを喫した試合後、栗山監督は「病院からの情報を待っている。状態がいいと信じている」と、沈痛の表情だった。

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