プロ野球 各地でアクシデント続出…Gマシソンに異変 ハム上沢は打球直撃で救急搬送
プロ野球は18日、交流戦6試合が行われたが、各地でアクシデントが続出する珍しい一日となった。
阪神-楽天(倉敷マスカットスタジアム)では初回、阪神の大山と楽天の二塁手・浅村が挟殺プレー中に交錯。大山のヘルメットのツバが割れるほどの激しい衝撃で、両者がその場に倒れ込んだ。大山はしばらく立ち上がることができなかったが、ともに出場を続行した。
この試合は3番手で登板した阪神・島本が八回、頭部死球による危険球で退場処分も受けた。山下に対し、145キロの直球が右側頭部を直撃。山下はその場に倒れ込んだが、ベンチ裏で治療を受けた後、そのままプレーを続行した。
巨人-オリックス(東京ドーム)も、アクシデントが発生した。まずは巨人。2点リードの八回から登板したマシソンが、2人目の小島に2球目を投じた際に右太もも付近の異変を訴え、ベンチ裏へ。そのまま、無念の降板となった。
また、オリックスは九回2死、最後の打者となった伏見が空振り三振に倒れた際、バランスを崩して転倒。巨人ナインが歓喜の輪を作るなか、伏見はチーム関係者に背負われてベンチ裏へと下がった。
そして、球場が騒然となったのはDeNA-日本ハムが行われた横浜スタジアム。日本ハムの先発・上沢が六回、ソトの強烈なライナーを左膝付近に受け、崩れ落ちたまま立ち上がることができず。担架でベンチ裏に運ばれた。その後、救急車で横浜市内の病院へ搬送され、栗山監督は「病院からの情報を待っている。状態がいいと信じている」と、沈痛の表情を浮かべた。
デーゲームが行われた2軍でも、広島・中村奨が18日、ウエスタン・阪神戦で八回に頭部死球を受けて途中交代した。「右第一肋骨(ろっこつ)疲労骨折」から実戦復帰の初戦だったが、またも不運に見舞われた。