オリックス・比嘉が1043日ぶり勝利&ディクソンは来日初セーブ
「交流戦、巨人3-4オリックス」(19日、東京ドーム)
オリックスが1点リードの九回を託したのはディクソン。最後は2死一、三塁の大ピンチを迎えるが、丸を左飛に打ち取り7年目での来日初セーブを挙げた。
「強いチームと分かっていた。球場の雰囲気も(完全アウェー)こういう感じだったのでいつもと全然違った。落ち着いていこうと言い聞かせてマウンドに上がった。抑え?とにかくチームの勝ちしか目指していない」
八回を投げたのは近藤。無死一、二塁のピンチを迎えるが大城、若林、阿部を三者連続三振の快投で抑え、最後は激しいガッツポーズを見せた。
「ピンチを迎えて目の前の打者を抑えることに集中して結果を気にせず一人ずつアウトを取っていこうと思いました」
勝ち星はベテラン比嘉に転がり込んだ。七回途中、先発の榊原が中島に同点2ランを打たれ降板した直後に登板。後続をきっちり抑えた。勝ち星は8月10日のソフトバンク戦以来、1043日ぶり。
「チームが勝ったのが1番。登板が多い?感謝しかないです。全然ありがたい。ずっと中継ぎをやってきたので勝ち星にこだわりはないです。たまたまボクのところに来ただけ。チームが勝った。それだけでいいです」
渋いコメントで締めた。
守護神・増井が不調で2軍落ち。ブルペンは苦しい戦いを強いられるが、それぞれが自分の役割を必死に果たし勝利へと導いた。
これで対巨人は1勝1敗。パ・リーグ相手に過去4カード、全部勝ち越してきている強敵をパ最下位のオリックスが勝ち越せるか-、注目だ。