オリックス・吉田正“鬼門”破る逆転弾 マツダ連敗、5で止めた
「交流戦、広島4-5オリックス」(21日、マツダスタジアム)
オリックスが吉田正の逆転2ランで鬼門をぶち破った。1点リードされた九回。1死から大城の遊ゴロを小園が一塁へ悪送球。この失策を無駄にしなかった。1ボールからの2球目。フランスアの速球を低い弾道で右翼席へ放り込んだ。
「初球スライダーを見送れたので、真っすぐ一本に合わせていた。ひと振りで仕留められた」
昨季の交流戦では打率・397、3本塁打でMVPに輝いた男が、今季はようやく初アーチだ。1日の日本ハム戦以来16試合、自己最長ブランクとなった70打席ぶりの12号。チームはマツダスタジアムで16年から17年に5連敗を喫しており、敵地連敗を5で止めた。
「長打が出れば相手も嫌なので、もっと打っていきたい。借金も一つずつ減らしていきたい」。目覚めた主砲がチームを浮上させる。