中日・柳、セ・ハーラートップの8勝目 7回1失点で圧巻の5連勝!
「交流戦、中日4-2日本ハム」(21日、ナゴヤドーム)
3連敗の悪い流れを断ち切った。中日・柳は7回1失点で、5月25日のヤクルト戦から5連勝。リーグ単独トップの8勝目を挙げた。今季の交流戦では負けがなく、好調を維持する。「初回の3点が大きく、助かった。序盤は制球に苦しんだが、どの球も中盤からコントロールできた」と手応えを実感した。
六回を除き、走者を出したが、直球にスライダー、カーブを織り交ぜ、緩急を付けてしっかり投げ切った。三回こそ1点を献上したものの、ピンチでも慌てることはなかった。
四回2死二、三塁で石川亮を遊ゴロに打ち取ると、代打清宮に1死から二塁打を打たれた七回も後続を断った。与田監督は「内角と緩急をうまく使ったところが良かった」と評価した。
右肘や背中の故障もあり、プロ入りから2年は通算3勝9敗と沈んでいた。3年目の今季は「1、2年目に情けない思いをしてきた。その情けなさが原動力になっている」と打ち明ける。順調に白星を重ね、今ではエースの風格が漂ってきた。