西武・中村 大阪桐蔭の同級生・岩田から2発!通算400本塁打にあと「2」
「交流戦、阪神6-2西武」(22日、甲子園球場)
喜怒哀楽を表に出すタイプではない西武・中村。打っても淡々。その男が同級生からの“おかわり”に「対戦できたことがうれしいというか、よかった」と感慨に浸っていた。
阪神先発の岩田は大阪桐蔭の同級生。ともに36歳を迎える今季、交流戦で10年ぶりの対戦となった。二回、苦楽を共にした同志が投じたカットボールをバックスクリーンへ運んだ。12号先制ソロは、通算230人目の投手から放ったアーチ。巨人・阿部と並ぶ歴代1位タイの記録だが「それは記者さんたちがつくったもんでしょ?記録でも何でもないですよ」と無関心を貫く。
四回2死ではスライダーをジャストミート。左翼席中段へ運ぶ特大の2打席連続ソロで、通算400本塁打にあと「2」と迫った。
この日まで岩田と話す機会はなかったというが「明日(23日)は向こうからあいさつに来るんじゃない?」。中村は連発、でも岩田は勝ち投手。甲子園の神様の小粋な計らいで、日曜日はきっと話がはずむことだろう。