日本ハム吉田輝2勝目ならず プロの洗礼…3回5失点、わずか60球でKO

 「交流戦、中日-日本ハム」(23日、ナゴヤドーム)

 プロ2連勝を懸けて2度目の1軍マウンドに上がった日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=が、三回に再び中日打戦に捕まった。四回からは2番手・玉井が告げられ、2勝目はお預けとなった。3回6安打5失点2奪三振、2四球。わずか60球でKOされた。

 最初のピンチは初回だった。4番中田の16号2ランで2点のリードをもらって上がったナゴヤドームのマウンド。先頭の平田に右翼線二塁打を許し、出ばなをくじかれた。続く京田には三遊間を破られ、大島には四球。無死満塁のピンチとなり、ビシエドに同点の適時二塁打を浴びた。さらに、高橋の右犠飛で逆転。3点を奪われ、試合をひっくり返された。

 二回は2三振を奪い、3者凡退でリズムを取り戻したかに見えたが、三回には高橋に右中間へ適時二塁打を献上。阿部には中前適時打を浴び、この回2点を追加された。点差は3点に広がり、この回限りで降板となった。

 吉田輝は「今日はストレートが悪かったです。それに尽きます。ストレートが良くなかったので変化球の割合も多くなりましたが、ストレートを打者に意識付けできていなかったため、ストレートも変化球も打たれてしまいました」とコメントした。

 吉田輝は初登板初先発となった12日・広島戦(札幌ドーム)では、5回4安打1失点で初勝利。高卒新人のでデビューから2戦2勝を飾れば12年の武田(ソフトバンク)以来、史上7人目の快挙だったが、かなわなかった。

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