「交流戦、広島３－９オリックス」（２３日、マツダスタジアム）

　オリックスが鬼門だった日曜日で今季初勝利を挙げた。今季１０敗２分けと苦しんでいた通り、この日も延長十回に０－０でもつれ込む熱戦となったが、２リーグ分立後では初となる１イニング４本の三塁打という珍しい記録も飛び出し一挙９得点で試合を決めた。対広島同一カード３連勝とした。

　０－０で迎えた延長十回、オリックスの攻撃。大城の２点適時二塁打で均衡を破った後、２死二塁で小田がこの回１本目の三塁打で１点を追加した。

　さらに、中川の適時二塁打をはさみ、安達が適時三塁打。２者が四球で出た後に、後藤が右翼線へ３点適時三塁打。続く福田が適時三塁打と、合計４本の三塁打が飛び出した。長打の嵐で、一気に９得点をたたき出した。

　ただ、裏の守備で山崎福が野間への死球で危険球退場。急きょ登板した小林に負担をかけ２本の適時打で３失点するという課題も残った。