ヤクルト・高橋 今季初勝利 ピンチも粘投!6回5安打2失点
「交流戦、ヤクルト6-2ロッテ」(23日、神宮球場)
飛躍が期待されるヤクルト・高橋がようやく今季初勝利を挙げた。再三ピンチを背負ったが6回を5安打2失点の粘投。プロ最多111球で試合を作った左腕は「本当に粘れた。1軍で6回を投げきったのは初めて」と胸を張った。
二回以外は毎回走者を背負い、四死球などで先頭打者を出した。これまでなら自滅していた場面でギアを上げた。小川監督は「崩れかけたけど、よく踏ん張った」と及第点を与え「きょう乗り切れたことを自信にしてほしい」と期待を込めた。
高卒4年目の今季は初の開幕ローテに抜てきされたが、前回登板までの8戦は結果を残せなかった。「チームに迷惑をかけていたので勝ててよかった。もっと腕を振ってチームが勝てるように頑張りたい」。巻き返しを誓う22歳が、低迷するチームに活力を与える。
(小林良二)