大船渡・佐々木が5回1安打無失点10K 最後の夏へ万全アピール
「練習試合、大船渡14-3柏木農」(6日、青森県内グラウンド)
最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(3年)が先発し、5回1安打無失点と好投した。直球とスライダー主体の組み立てで毎回の10奪三振。球数も70球に抑え、与えた四球も1つのみと15日に初戦を迎える夏の岩手大会へ順調ぶりをアピールした。
最後の夏に向けて、本番モードへとギアがかかってきた。阪神、巨人のスカウトが見つめる前で、この日の最速は両球団のスピードガンで152キロ。スライダーも130キロ台と強度が上がった。初回1死からはすべて空振りで4者連続奪三振。巨人の柏田スカウト部・東日本統括は「何を投げても一級品。ずっと同じレベルでやれている」と舌を巻いた。