ヤクルト、代打・雄平V撃!2位へ6差ターン
「ヤクルト7-2DeNA」(10日、神宮球場)
意地を一振りに込めた。同点の七回2死二塁。ソリスの初球の変化球をためらいなく捉えた打球が左前で弾む。ヤクルトの代打・雄平が値千金の決勝適時打。「デカいです。これ以上ない。100点満点」と言葉にも力が入った。
今季の代打成績は10打数5安打2打点。チーム内では“神様”の呼び声がかかることもある。昨季の5番は「ホントは嫌だけどね」と苦笑しつつ、中山らの台頭する若手からスタメンを奪い返すためには、結果を残すしかないことも分かっている。小川監督も「本当にいい集中力。ここ、という時に打ってくれた」と称えた。
借金14ながら、7月は6勝2敗。2位までは6ゲーム差だ。「勝っていい気持ちで休んで、後半戦にいきたかった」と頬を緩めた雄平。ベテランの力が反攻には欠かせない。