ノムさん元気に“毒舌”ツバメ軍団に「何をやっているんだ」ヤクルトOB戦で空振り
ヤクルトの球団保有50周年を記念したOB戦「スワローズ ドリームゲーム」が11日、神宮で行われた。黄金時代を築いた野村克也氏(84)が監督、古田敦也氏(53)がヘッドコーチを務めるチームと、若松勉氏(72)が監督、小川淳司現監督(61)がヘッドコーチを務めるチームが1990年代のユニホームに身を包んで対戦。池山隆寛氏(53)=デイリースポーツ評論家=らが参加した。
野村氏は教え子の古田さんらに支えられながら、ゆっくりとした足取りで打席に立つとバットを両手でしっかり握って構え、空振りも披露。「申告敬遠」で打ち切りとなったが、ヤクルトファンに元気な姿を届けた。
試合後には「打ちたかったね。年には勝てない」と苦笑いを浮かべつつも、「ヤクルトには足を向けて眠れない」と雰囲気を楽しんだ様子。セ・リーグ最下位に沈むチームの現状に「何をやってるんだというのが正直な気持ち。一日も早く最下位を脱出してほしい」とぼやくのも忘れなかった。
代打に立つことを提案した古田さんは「元気でいてもらいたい。いつまでも、ぼやいてもらいたい」と優しく笑った。