大船渡・佐々木モデルに岩手大会パンフレット表紙 「ドラゴン桜」作者がデザイン
「高校野球岩手大会・開会式」(11日、岩手県営球場)
岩手大会の開会式が11日、岩手県営球場で行われた。大会パンフレットの表紙には最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(3年)に似たイラストが掲載。作画を手がけた『ドラゴン桜』で知られる漫画家の三田紀房氏(61)は主催者側からの要望はないとした上で、「大船渡の佐々木朗希投手をイメージして描きました」とコメントした。
手足の長さや、躍動感のあるフォーム-。存在感抜群のイラストは“高校生最速”をマークした右腕をほうふつとさせる。書き下ろしたのは人気漫画家の三田氏。「いま一番の注目を集めている選手でありますし、彼の力強いピッチングを意識して描きました」と佐々木をモチーフにしたことを明かした。
三田氏は岩手・北上市出身で高校野球を題材にした作品もあるほど大の野球好きだ。2年前から表紙デザインを務め、今回も続投。「全国制覇を意識した勢いのあるプレーに期待したい」と佐々木を含めた故郷の球児たちを後押しする思いを込め、エールを送った。