西武・山川 球宴1号!満員ファンと「どすこい」大合唱
「マイナビオールスターゲーム・第1戦、全セ3-6全パ」(12日、東京ドーム)
東京ドームを埋めた大観衆と「どすこい」の大合唱だ。六回。全パの4番・西武の山川に待望の球宴1号が飛び出した。父が元力士の山口が投じた初球の144キロを左翼席中段へ。「大きな声援が響いて楽しかった」。恒例のパフォーマンスで祭りを大いに盛り上げた。
直前には3番・浅村が中堅右に豪快なソロ。2者連続でのアベック弾に「浅村さんと一緒に打てたのが、一番うれしかった」と表情を崩した。浅村の楽天移籍で、西武では見ることができなくなった「AY砲」の久々の競演だった。
フォロースルーで右手を離すフォームでの一発に「遊び感覚と言えばいいのかな。レアードみたいに打とうと。普段はやらないけど」と笑った。二回には同学年の大瀬良と事前に約束した直球勝負の末、フルスイングで空振り三振。前半戦は12球団トップの29発を量産したスラッガーが晴れ舞台で伸び伸びと暴れた。