西武・森 2年連続MVP&2年連続球宴第1打席弾!
「マイナビオールスターゲーム・第1戦、全セ3-6全パ」(12日、東京ドーム)
今年もお祭り男の本領を発揮した。決勝弾となる先制2ランを放ち、西武・森が昨年球宴に続き2年連続で第1戦MVPを受賞。この快挙が発表され、スタンドがどよめくと「すごい気持ちいいです」と照れくさそうに笑った。
第1打席。いきなりスタンドの度肝を抜く豪快な一発を放った。二回2死一塁。大瀬良の148キロ直球を、上半身を大きくねじりフルスイングしてたたきつぶした。166キロの高速打球で飛んでいった打球は右翼のバルコニー席に着弾。「真っすぐを1、2、3で、ホームランを狙いにいきました。完璧でした」と胸を張った。
球宴に出れば賞をさらっていく。初出場の15年球宴第2戦で西武の先輩、清原和博以来の10代本塁打を放ち、敢闘選手賞を獲得。18年第1戦では中日・松坂から3ランを放ち、MVP受賞。そして今年、自身出場3回連続3本目のアーチでMVPゲット。秘けつを問われ「えっ、ないです」とおどけた。
入団当初から折り紙付きだった打力に加え、捕手としても年々成長の跡を見せる。この日も「7番・捕手」でフル出場。六回に近本に二盗を許すも、八回には再び二盗を試みた近本を刺した。
「(第2戦も)勝って連勝をキープします」。パ・リーグきっての打てる正捕手は力強く誓った。