今秋ドラフト候補の花咲徳栄・韮沢 バットコントロール抜群4安打2打点

 「高校野球埼玉大会・2回戦、花咲徳栄32-0杉戸農」(12日、市営大宮球場)

 今秋ドラフト候補の花咲徳栄・韮沢雄也内野手(3年)が4安打2打点の固め打ちで大勝発進に貢献した。緩い球が多い相手に対して、「ポイントを入れて泳がないように」と徹底。初回の左前打を皮切りに、四回には中堅への二塁打と左前打、五回の2度目の打席で一、二塁間を破るなど広角に打ち分けた。

 阪神は3人態勢で視察し、畑山統括スカウトは「バットコントロールがうまい。コースへもしっかりと対応している」と打撃センスの高さを評価した。「チームでも常に先の塁を狙う全力疾走を意識してやっていました」と、四回の出塁では相手守備のもたつく間に二塁を陥れた韮沢。侍ジャパン第1次候補にも名を連ねる安打製造機が、夏5年連続の聖地へと導く。

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