高松商、夏23年ぶり甲子園へ快勝発進 監督は「課題は多い」と引き締め
「高校野球香川大会・2回戦、高松商8-0坂出工」(15日、レクザムスタジアム)
今春センバツ出場の高松商が、七回コールドで初戦を突破した。初回に2死満塁から6番・浅野怜外野手(3年)が右前適時打を放つなど、打線がつながって5点を先制すると、その後も着実に追加点を重ね、8安打で8点を奪った。
投げては先発の中塚公晴投手(3年)が伸びのある直球を主体に6回4安打無失点の好投。七回は2番手の左腕・松田光稀投手(2年)が打者3人で抑えた。
2016年センバツ準優勝で復活を印象づけた四国の名門も、夏は1996年を最後に聖地から遠ざかっている。23年ぶり出場を目指して好スタートを切ったが「まだ課題は多い」と長尾健司監督(49)。中塚は「センバツは悔しい結果だったので、もう1回、甲子園に行きたい」と話した。