上野学園が創部2度目の8強「ここからが勝負」
「高校野球東東京大会・5回戦、上野学園3-0駒込」(20日、神宮第二球場)
上野学園が駒込に3-0で勝利した。2番手で七回から登板した赤坂諒投手(3年)が3回4安打無失点の41球で抑えた。
19日に自身最速の151キロを出した主力が3日連続でチームを支えた。疲労はあるが「応援も聞こえた。マウンドに上がったらやるしかない」と強い気持ちで投げきった。
神宮第二球場は東京五輪・パラリンピックが終了後に取り壊される予定で、今試合が最後の夏となる。小川貴智監督(33)からは試合前に「今日が最後。勝ち負けに関係なく頑張りなさい」と送り出された。赤坂も「長い歴史の最後を任せてもらえたので、勝って終わりたい」と挑んだという。
ベスト8は創部以来2度目の快挙。「やっと並べた。ここからが勝負。あさって勝って、記録を塗り替えられれば」と、22日の修徳戦に向け決意を新たにした。