大手前高松がタイブレークの激戦を制す 監督「準備はしていた」
「高校野球香川大会・2回戦、大手前高松6-5藤井学園寒川」(20日・レクザムスタジアム)
大手前高松が、夏の香川大会初の延長タイブレークを制して16強入りを果たした。
試合は序盤から1点を争う白熱の展開。4-4で突入した延長戦でも決着がつかず、十三回からタイブレークにもつれ込んだ。
先攻の藤井学園寒川は無死一、二塁から1死後、四球で満塁とチャンスを広げ、9番・平井翔馬投手(2年)の右犠飛で1点を奪った。
その裏、大手前高松は送りバントで1死二、三塁とすると、6番・植田一壮外野手(3年)が左前へサヨナラの2点適時打を放った。「普段から練習や練習試合でタイブレークの準備はしていたので、選手たちは落ち着いてやれたと思う」と山下裕監督(39)。サヨナラ打の植田は「打ったのは内角高めのストレート。後ろの打者につなぐつもりで打席に入ったけど、自分で決めることができてうれしい」と笑顔で振り返った。