履正社・小深田 4安打3打点 待ってろ大阪桐蔭!昨夏の雪辱果たす
「高校野球大阪大会・3回戦、履正社8-0箕面学園」(20日、万博記念公園野球場)
大阪大会は3回戦が行われ、履正社が箕面学園にコールド勝ちで4回戦に進出した。「3番・三塁」の小深田大地内野手(2年)が先制打を含む4安打3打点。「高校BIG4」の一人、星稜・奥川からセンバツで安打、6月の練習試合ではソロ弾も放った打撃が持ち味で、打倒・大阪桐蔭を胸に同校初の2季連続甲子園を目指す。北北海道大会決勝では旭川大高が2年連続9度目の甲子園出場を全国一番乗りで決めた。
2戦連続となるコールド勝ちの中心に、強打の2年生がいた。4安打3打点と躍動したのは小深田だ。「甲子園に行かないと意味がないので」。優勝に向けた強い気持ちをバットで示した。
「去年の夏の借りじゃないですが、大阪桐蔭を倒して甲子園に戻って優勝したいと思います」
まずは初回だ。1死三塁の好機で一、二塁間を破る先制の右前適時打を放った。二回には右中間二塁打、五回は中前打で出塁すると、六回2死一、二塁から左越えの2点適時二塁打で勝負を決めた。
昨夏の北大阪大会準決勝では、大阪桐蔭に対して九回2死までリードしながら逆転負け。1年生ながらその試合に出場していた。「人より経験させてもらっているので期待に応えないと」。だからこそ、今夏は必ず打倒・大阪桐蔭を果たす。池田との2回戦では満塁弾を放つなど2安打4打点。自身の高校通算本塁打数を「21」に伸ばすなど状態はいい。
星稜・奥川からはセンバツで右前打、練習試合で一発を記録している。「(奥川との対戦の)経験を生かしてやっていかないと」。まず、目指すのは大阪の頂点。どこが相手でも、ひるむことなくフルスイングで迎え撃つ。