阪神・近本母校の社 猛攻七回コールド16強入り 一挙5得点の逆転劇

 「高校野球兵庫大会・4回戦、社9-2御影」(20日、姫路ウインク球場)

 阪神・近本光司外野手(24)の母校、社が七回コールド勝ちで16強入り。野球部で今も語られる「近本いい人伝説」を刺激にするナインが一気呵成(かせい)の攻撃を展開だ。

 1点ビハインドで迎えた三回だった。相手守備の乱れで同点とし、なおも一死三塁から坂部天涼捕手(3年)の中前勝ち越し打など打者9人による5得点の猛攻で逆転に成功。六、七回にも2点ずつ加え7点差をつけてのコールド勝ちだ。

 “近本寮長”の人柄の良さは有名。主将の長井誠哉内野手(3年)は「寮長もされていた近本さんは先生や先輩、後輩とか関係なく、誰にでも優しかったと聞いています」と尊敬のまなざし。今夏は先輩が本拠地として戦う甲子園の切符をつかみ取る。

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