大船渡・佐々木の160キロに打者「浮き上がっているよう」170マシンで対策も…

盛岡四戦に先発した大船渡・佐々木朗希=岩手県営野球場(撮影・堀内翔)
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 「高校野球岩手大会・4回戦、大船渡4-2盛岡四」(21日、岩手県営球場)

 最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(3年)が執念の準々決勝進出を決めた。投げては延長十二回7安打2失点21奪三振の熱投。4番を務める打撃でも延長十二回に自らの決勝2ランで勝負を決めた。八回には12年の花巻東・大谷翔平投手(現エンゼルス)に並ぶ160キロの高校公式戦最速タイ記録をマークした。

 八回2死走者なし。カウント0-2からの外角への直球はわずかにストライクゾーンをはずれたが「160km/h」の表示。初回から150キロ台を連発するたびにどよめきが起こっていたスタンドからは驚きを通り越して拍手に包まれた。

 打席で歴史的1球を味わった盛岡四・岸田はその衝撃をこう振り返った。「足下より下だと思ったら伸びてきて。マシンは速いだけ。回転数がすごく多くて浮き上がっているよう」。直後の140キロで空振り三振に打ち取られた。

 対策は練ってきたはずだった。「マシンを170に設定して練習した。フォークのキレが思った以上にすごくて。ストレートと同じ軌道できて消える感じ。追い込まれたときの恐怖感がありました」と令和の怪物のすごみを証言した。

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