横浜・及川 ヒヤリ白星「甘さが出た」サヨナラピンチ切り抜けた

 「高校野球神奈川大会・4回戦、横浜3-1三浦学苑」(21日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか)

 最後の打者を投ゴロに仕留めると、ハマの快速左腕に笑みが広がった。最速153キロを誇る横浜の及川だ。3-1の八回から2番手でマウンドへ。危なげない投球を見せていたのが一転、九回2死から2者連続で安打を許してしまった。一発浴びれば逆転サヨナラ負けのピンチを招き「最終回に自分の甘さが出てしまった」と、反省の言葉が口をついた。

 この日は大船渡・佐々木が最速160キロ、星稜・奥川が最速158キロをマーク。同世代のライバルたちが「快速ショー」を演じた。だが、及川は「そういう記録よりチームを勝たせられるピッチングをしたい」と言う。

 チームは4年連続となる夏の甲子園出場へ前進。一回り成長した左腕が雪辱のマウンドへ突き進む。

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