ロッテ 新外国人マーティンは「青木から1番の座を奪った男」最短26日デビューへ
ロッテの新外国人、前インディアンスのレオネス・マーティン外野手(31)=189センチ、91キロ、右投げ左打ち=が早ければ26日の楽天戦(ZOZOマリン)でデビューする。
マーティンはメジャー9年で58本塁打、盗塁も126個をマーク。長打力とともに機動力を備えている。
18日に来日。現在、ZOZOマリンで調整中だ。5位からの巻き返しを狙うロッテには待望の新助っ人だ。
メジャー関係者によると「レンジャーズ時代(11~15年)は俊足堅守のイメージが強く、打者としては1番か下位打線かという選手でした」と話す。
転機になったのはマリナーズへ移籍した16年。自己最多の15本塁打、盗塁を24個記録した。「そのあたりからパワーの印象が強くなり始めました。その年のマリナーズの1番は青木(現ヤクルト)だったのですが、不振でシーズン途中に8、9番だったマーティンと打順が入れ替わりました」(同メジャー関係者)。
マーティンは地元メディアに対して「できるだけ出塁して得点機を作りたい。スモールベースボール。それが僕のスタイル」と話していたという。
メジャー関係者はこう続ける。
「一時期ではありますが、“青木から1番の座を奪った男”です。ここ2、3年は盗塁数が激減し、プレースタイルが変わりつつあるように思います。それでも今季開幕当初はインディアンスの1番を務めていました」
インディアンスには6月まで在籍した。最終的には9番まで落としたが、メジャーでは現在でもリードオフマンタイプと見られているようだ。
井口監督は「クリーンアップというよりも足を使える。守備もいける。総合力で獲得を決めた」と語っており、上位進出の起爆剤として期待している。
だが、気になるのは三振数の多さだ。今季、インディアンスでは65試合に出場。236打数で47安打(9本塁打)、78個の三振を喫している。