大船渡に苦情殺到「何で佐々木を投げさせない」 職員対応に追われる

 全国高校野球選手権岩手大会の決勝で最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(3年)が出場せずに敗退したことを受け、学校側に苦情が殺到していることが26日、わかった。

 同校関係者によると、「きのうだけで150件。(ほとんどが)『何で(佐々木を)投げさせなかったのか』という問い合わせだった」という。今朝の段階で約50件があったことを明かした。同校職員も「今朝から電話が鳴りっぱなし」と対応に苦慮している。

 この日は終業式に先立ち、野球部の岩手大会準優勝報告会が開催された。混乱防止のため、大船渡警察署に要請して学校周辺の巡回を強化。佐々木らナインは全校生徒518人の前で、応援への感謝を伝えた。

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