高松商 4元号星だ!名門23年ぶりの夏で完全復活へ 粘りの野球で勝利つかむ

 「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(3日、フェスティバルホール)

 23年ぶり20回目出場の高松商(高知)は、大会第4日第4試合で鶴岡東との対戦に決まった。大正、昭和、平成で勝利を重ねてきた名門は、エース・香川卓摩投手(3年)を中心に粘り強い野球で「令和1勝」を狙う。明徳義塾は第3日第2試合で藤蔭と、鳴門は第4日第1試合で花巻東と、宇和島東は第7日第1試合で宇部鴻城と対戦する。

 23年ぶりに帰ってきた夏の甲子園。初戦の相手が鶴岡東に決まると、高松商・長尾健司監督(49)は言葉に力を込めて話した。

 「高松商にとっても新しい第一歩。これから令和を過ごす後輩たちに何を残せるか。あきらめない姿勢を残してほしい」

 大正、昭和、平成に続く4元号での甲子園出場を達成した。春夏合わせ聖地で4度の優勝を誇り、計59勝を重ねてきた名門の“完全復活”。7月28日に出場を決めたあと、学校にはOBや卒業生だけでなく、県外のオールドファンからも電話が相次いだという。「よくやった、頑張れ、という激励でした」と長尾監督。そんな期待の声に応えたい。

 初戦は第4日第4試合。香川大会決勝・英明戦で延長10回を投げ抜いたエース・香川は「疲れが残っているけど、第4日ならしっかり調整できる」と日程を歓迎した。今春センバツでは初戦・春日部共栄(埼玉)戦で13奪三振の快投。チームをけん引する165センチの小さな左腕は「目標はベスト8。一戦必勝の気持ちで投げたい」と闘志をみなぎらせた。

 飛倉爽汰主将(3年)も「勝って新しい歴史を刻みたい」と力強く誓う。昨秋からチームが掲げる合言葉は「コツコツネバネバ」。磨きをかけてきた粘りの野球で、「令和1勝」をつかみ取る。

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