広島商ナイン新調ユニで入場行進 伝統校復活にスタンドから拍手喝采
「全国高校野球選手権・開会式」(6日、甲子園球場)
「第101回全国高校野球選手権」が、甲子園で開幕した。開会式では、15年ぶり23度目の出場を果たした広島商ナインが、新調したユニホームに袖を通して入場行進。スタンドから拍手喝采を浴びた。
伝統校復活に甲子園が沸いた。学校名がアナウンスされると、ひときわ大きな拍手が巻き起こる。主将の真鍋駿内野手(3年)は「荒谷監督から責任と自覚を持って堂々と歩いて来いと言われた。できたと思います」と充実感をにじませた。
8月6日は広島に原爆が投下された日。宿舎出発前の6時30分には全員で黙とうした。「平和で好きな野球をやらせてもらっていることに感謝しました」。広島にとって特別な1日から、日本一を狙う広島商の夏が幕を開けた。