立命館宇治 パン職人との二刀流監督「勝てたことが何より」聖地で歴史的1勝

 ピンチをしのいだナインを笑顔で迎える立命館宇治・里井監督(中央)=撮影・高石航平
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 「全国高校野球選手権・1回戦、立命館宇治1-0秋田中央」(7日、甲子園球場)

 ふっくらと仕上がったわけではなかったが幸運な1点を守り切った。37年ぶり3回目出場の立命館宇治が1-0の辛勝。春夏通じて、甲子園初勝利を挙げた。

 激戦の京都大会でセンバツに出場した福知山成美と龍谷大平安を破り、決勝で春の府大会を制した京都国際を倒したが、この日は重苦しい展開となった。6回を除き、毎回先頭打者が出塁しながら12残塁。7回の決勝点も相手のミスから挙げたものだった。

 121球で3安打完封したエースの高木要(3年)は「勝てたことが何より」と歴史的な1勝にニッコリ。パン職人との二刀流の里井祥吾監督は「相手投手の切れのいいストレートと変化球に苦しめられたが、高木中心にしっかり守れたことが勝因」と話した。

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