習志野・飯塚 炎の3者連続三振で反撃呼ぶ「あれで勢いがついた」
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「全国高校野球選手権・1回戦、習志野5-4沖縄尚学」(9日、甲子園球場)
春準優勝の習志野(千葉)が底力を発揮し延長戦をものにした。これで夏20勝、千葉県勢にとっては夏通算140勝となった。
勝利を呼び込んだのはエース飯塚脩人投手(3年)の気迫の投球だ。1点ビハインドの九回、高校生活最後になるかもしれないマウンドで146キロ直球を連発し、炎の3者連続三振。これで九回の攻撃に流れを呼び込むと、その裏も3者連続三振に打ち取り、チームの勝ち越しにつなげた。「あれで勢いがついた。次も自分の役割を果たしたい」と背番号1は頼もしいセリフ。小林徹監督も「飯塚が攻撃の流れをつくってくれた。試合は紙一重。うちに少しだけ運があった」とホッとした表情。苦しみながらも44年ぶりの全国制覇へ、まずは第一関門を突破した。