“混セ”はAクラス3チーム全て逆転勝ち 首位・巨人と2位・DeNAは1差のまま
1・5ゲーム差で巨人、DeNA、広島の3チームがひしめくセ・リーグは9日、3試合が行われ、それぞれがAクラスとBクラスのチームとの対戦となった。3試合とも、上位のチームが逆転で勝つという白熱した試合展開となった。
後半戦に入り失速した首位・巨人はこの日も序盤に7点差をつけられる苦しい展開となった。しかし、坂本勇の30号、ゲレーロの2打席連発(11号、12号)などでジリジリと追い上げる。八回に岡本の2打席連発となる21号3ランで追いつくと、十回に亀井が1死満塁から代打で出場し、マクガフからきっちりとサヨナラ犠飛を放った。
巨人が7点差を逆転して勝利するのは06年7月15日のヤクルト戦以来、13年ぶり。今季が終わった時にシーズンを左右したと言われる可能性もある試合となった。
2位のDeNAは主砲の筒香が5年ぶりに三塁で起用された。序盤は中日に先攻されたが、五回に神里の適時打で3-3と追いつくと、なおも無死満塁で筒香が左翼席へ21号満塁本塁打をたたき込み、これが決勝打となった。
3位の広島は、先発の大瀬良が二回に4失点するという、まさかの展開だった。しかし四回に、バティスタの適時打、1死一、三塁で鈴木と菊池涼が2試合連続の重盗を決める“足攻”、そしてメヒアの3ランとバラエティーに富んだ攻めで一挙5得点と逆転した。九回には相手のミスにつけ込んで5得点し、試合を決めた。
上位3チームが勝ったことで、首位・巨人とDeNAのゲーム差は1のまま、3位の広島とは1・5差のまま変わらなかった。
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