岡山学芸館・丹羽 今後も「できる限りのサポートを」骨折に仲間は「丹羽のためにも」

 校歌斉唱の際、森岡マネジャーに顔を確認される岡山学芸館・丹羽(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、岡山学芸館6-5広島商」(10日、甲子園球場)

 岡山学芸館(岡山)が古豪・広島商(広島)を終盤に逆転し、春夏通じ甲子園初勝利を挙げた。初回の守備で顔面に打球を受け降板した先発の丹羽淳平投手(3年)は「できる限りのサポートをしていきたい」と今後もチームに貢献していくことを誓った。

 丹羽は初回、2死走者なしの場面で、ライナー性の打球を左ほおに受け、マウンド付近に倒れ込んだ。意識はあったものの担架で搬出され、西宮市内の病院でCT検査を受けた。結果は主催者を通じ「左顔面骨骨折」と発表された。

 「1週間程度、運動を控えたほうがよい」という所見も受けた丹羽は、検査の後、球場に戻りベンチから声援を送った。丹羽によると戻ったのは「七回ぐらいです」とのことで、「1点を返していい雰囲気になってました。丹羽のためにも勝とうと言ってくれてました」とベンチのムードを振り返った。

 試合は広島商にペースを握られていたが、3-5で迎えた八回、好田、金城の連打で好機を広げ、5番・中川の内野安打で1点。さらに2死一、三塁で岩端が浜風にも乗った左越え二塁打を放ち、逆転した。

 アクシデントを乗り越えての逆転勝ちで3回戦へ。丹羽は「出場できるか分からないですけど、できる限りのサポートをしていきたい」と同じ気持ちで戦っていくことを誓った。

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