ソフトバンク千賀 同級生・有原に勝ってハーラートップタイ!育成出身最多記録も更新
「ソフトバンク8-4日本ハム」(10日、ヤフオクドーム)
ソフトバンクの千賀が「意識する相手」という日本ハム・有原との同学年エース対決で白星をもぎ取った。五回に4点を献上してから粘り、7回を128球で投げ切る。通算53勝目は、元巨人の山口鉄也氏を抜いて育成ドラフト出身投手で最多記録を更新したが「何もない」と煮え切らない表情だった。
打線の奮闘で六、七回に3点ずつを奪い逆転勝ち。有原に並ぶリーグトップの11勝目を手にしてお立ち台に上がると「ここに立たせてもらえたのは野手の方が点を取ってくれたから。感謝したい」と恐縮しきりだった。
五回は近藤の併殺崩れの間に先制を許す。続く渡辺には内角速球を左翼席へ3ランとされたが気持ちは切らさなかった。六回は三者凡退、七回は西川、大田を外角球で連続三振。被安打7の10奪三振でまとめ、「球数を放っても制球できたところ」と収穫を挙げた。
2位日本ハムに今季5戦5勝と相性が良く、首位固めの原動力となっている。次の登板を見据え「いいテンポで試合を進めていけるようにしたい」と気を引き締めた。