昨夏8強の近江、東海大相模には「圧があった」 6失策で初戦敗退

4回表東海大相模2死二塁、味方エラーで先制点を失った近江・林(左)、有馬(右)のバッテリー=甲子園(撮影・佐藤厚)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、東海大相模6-1近江」(11日、甲子園球場)

 東海大相模(神奈川)が相手の失策に乗じて得点を重ね、優勝した2015年以来の初戦突破を果たした。昨夏8強の近江(滋賀)は6失策が響いた。

 昨夏もエースだった林優樹投手(3年)は三回まで無安打投球だったが、四回に先制を許した。2死二塁で遊撃へのゴロを土田龍空内野手(2年)が捕り損ね、もたつく間に二塁走者の生還を許した。その後もエラーが得点に絡んだ。

 土田は「自分のエラーで失点し、申し訳ないという気持ち」と肩を落とした。「相手は強打者が多く、振ってくるチーム。圧があった。足も速くて次の塁を狙ってくるので、自分も一つ前へと中途半端に前に出すぎた」と、東海大相模の積極的な攻撃が影響したと反省した。まだ2年生。「自分たちのミスで負けた。新チームで修正したい」と話した。

 多賀章仁監督は「全体的に硬くなっていた」と振り返った。「実は昨日、ナインにハッパをかけたんです。東海大相模さんに勝てばチームの歴史が変わると。それが硬さになってしまった。去年の(1回戦)智弁和歌山戦のようにのびのびやるのと違い、甲子園に戻ってきて東海大相模さんとやれるので、何とかという気持ちが出てしまった」と悔しがった。好左腕・林については「報いてやれず残念。エラーがなければ完封していてもおかしくない投球内容だった」とたたえた。

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