敗者にも観客総立ちで拍手 智弁和歌山・中谷監督「(奥川は)想像を超える投球」

 「全国高校野球選手権・3回戦、星稜4-1智弁和歌山」(17日、甲子園球場)

 星稜が延長十四回、タイブレークの死闘を制し、劇的なサヨナラ勝ち。24年ぶりの8強に進出した。エース奥川恭伸投手(3年)が3安打1失点23奪三振と快投した。

 十四回、無死一、二塁から奥川がバント失敗。1死一、二塁から福本が試合を決める一発を放った。

 敗れた智弁和歌山のエース池田はマウンド上で崩れ、号泣。今大会最多4万5000人のファンは総立ちとなり、両チームに割れんばかりの拍手が送られた。

 強打が封じられた中谷監督は「悔しいです。ここぞというところでいいプレーをさせてあげられなかった。監督の責任だと思います」と落胆。奥川について「素晴らしかった。想像を超えるピッチングをされてしまった」と脱帽した。

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