DeNA・筒香 通算200号が反撃の号砲、チーム2位再浮上
「DeNA8-3広島」(17日、横浜スタジアム)
薄暮にかかった美しい放物線が、連敗中の停滞した空気を一変させる。二回、DeNA・筒香が24号2ランを右中間席に運んだ。節目の一発は史上105人目のプロ通算200号。チームの連敗を5で止め、再び2位に舞い戻った。
3点リード、1死一塁の場面だ。鮮やかな弾道にスタジアムが沸く中、悠々とダイヤモンドを一周。八回は2死無走者から25号ソロを左翼席に放った。「僕のホームランどうこうより、健大(石田)がトバさん(戸柱)といいリズムを作ってくれて、打席に入りやすかった」とバッテリーをたたえた。
27歳8カ月での200号は池山隆寛の27歳9カ月を抜き、7位の土井正博(27歳7カ月)に次ぐ年少8位の記録。球団では最年少での到達で09年の村田修一以来、5人目となった。
「1号から200号を打つまで、いろんな方に携わっていただき、サポートをしてもらった」と感謝を口にした筒香。メモリアル弾を反撃開始の号砲とする。