星稜・寺沢 怪物の救援要請に「行ける!」と即答 継投完封で決勝へ
「全国高校野球選手権・準決勝、星稜9-0中京学院大中京」(20日、甲子園球場)
星稜(石川)がエース奥川から左腕・寺沢の継投で、強打の中京学院大中京を2安打完封。24年ぶりの決勝進出を決めた。
奥川は7回2安打無失点、87球で決勝を見据えて交代。9-0と大量リードの八回から左翼の守備位置に就いた。
この際、奥川がブルペンにいた寺沢に「行けるか?」とたずねたという。怪物自らの救援要請に「お前が聞くの?」と苦笑いした寺沢だったが、「行ける」と即答したという。
寺沢も他校ならエース級の能力を備えており、今夏の甲子園は3試合連続無失点。この日は2回無失点と完璧な投球をみせ、「今日は過去3試合でベストの投球でした」と笑顔を浮かべた。