西武・秋山 海外FA権取得
西武の秋山翔吾外野手(31)が20日、出場選手登録が9年に達し、海外フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした。「個人的なことなので自分がどうこう言うこともないし、チームが動いている以上は言うこともない。シーズンが終わって、考えるタイミングが来る」と語るにとどめたが、以前から米メジャーへの移籍に強い意欲を示しており、今オフにも権利を行使する可能性がある。
昨オフの交渉では今季が3年契約の最終年となるのを前に新たな複数年契約を打診されたが固辞。「まず3年間を全うするのが一番。一年だけど(今後を)考える時間もできる」とメジャー移籍について熟考する姿勢を示していた。
毎年のようにFA流出の続く球団は全力で引き留める方針。渡辺久信GMは20日の日本ハム戦後、メットライフドーム内で秋山と顔を合わせてねぎらった。報道陣に「今はチームとして戦っている最中。シーズンが終わったらゆっくり話をする」と断った上で「球団としての誠意は見せるし、恥ずかしくない数字(条件)は出す」と言い切った。